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2011/05/21 (Sat) たまにこんな文を書きたくなります

「僕はプロデューサーをやめようと思う」

「何故ですか?」

「それはあまりにも君が、如月千早が如月千早たるからさ」

「なるほど、確かに私は私でしかありません。けれど私は悲しいです」

「その悲しさ以上に僕は怖いんだ」

「恐れることなんてありません、私とあなたの二人なら恐れることは何もありません」

「僕と君を足したらきっと10になるだろう、けれどその比率は必ずしも五分ではない」

「それが恐れですか?」

「そう、そしてなによりそれでいいとさえ思う君が一番怖い、それでいいと認めてしまうのが一番怖い」

「それでも私は私でしかあり得ない、ならば私はこの私であなたを奪おうと思います」

「一体誰から?」

「無論、プロデューサーから」

「最後の砦の僕が陥落したら、でも君はやってのける。必ず、きっとやってのけてしまう」

「嫌ですか?」

「恐ろしいんだ、けれど君は止まらないだろう。止まってはくれないだろう、城に討ち入り、くまなく探して、やがて僕の心を見つけて討ち取るだろう。でも覚えていてほしい、そうして討ち取ったとき僕は僕ではない。君が望んだ強引な僕の形をした人形でしかないということを」

「それは悲しい、けれど、私は止まれない。如月千早だから、如月千早は止まらない」

「それは君の意思なのか?」

「はい、私の心からの意志です」

「なら、君に何を言っても無駄だろうね。勿論、僕ごときの声じゃ如月千早には届かない、或いは木偶人形の僕の声なら届くのかもしれないけど、それじゃもう意味がない」

「せめて私が今言えることは逃げてください」

「追われるとわかっていて、捕まるとわかっていてする逃げるという意味は最早恐怖でしかない」

「けれど私が出来るのはそれだけ、そこまでなんです」

「なら僕は最後にその言葉を心から信じよう。僕が好きだった千早の心の言葉を、君が最初に好きだった僕として」

「ええ、ええ」

「それじゃさようなら千早、そしてまた会うだろうね如月千早」

「それじゃさようならプロデューサー、そして逃がしませんあなた」

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流ぬこ

Author:流ぬこ
自個偽無、候。
書いたり書いたりしている流ぬこです。
ピクシブなんかでも同じく流ぬこで書いています。
はじめの一歩を見るとオズマ戦でも小橋戦でもどの戦いでも泣けます。はい。

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