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2008/12/07 (Sun) 未定は続く、冬の最中。

「どうだった?」

「それよりも、君も読書をするんだね」

「まあ、暇だしな。読書が趣味ってのもいい感じだろう」

「趣味の一つが同じ。悪い気はしないね」

「それで、貸した本はどうだった?」

「そんなに感想が聞きたいのかい?」

「正直に言うと友達に借りたんだ。その友達が『もしその本を他の誰かに貸すならそれはいい。ただ感想だけは教えてくれ』と言われたんだ」

「すると、創作なのかな?」

「自作で製本までするか?」

「自分で全部するほど、本を愛してるのかもしれないよ」

「確かに、ライトノベルは大好きなそうだが」

「じゃありえない話でもないかもよ?」

「ふむ、そうなのかねぇ」

「感想は?いいのかい?」

「いや、お願いする」

それからというもの、小難しい感想を聞いたわけで。
感想の八割以上がさっぱりだったが、要は面白かったらしい。
ただ批判するところは批判していた。
あそこの文法はあの場面では少し違う感じがするなり
もう少し表現豊かに書くべきだとか
最終的には、誤字・脱字は気をつけたほうがいいとまで。

「そうか。わかった。ありがとう」

「君の事だ。大分君なりの解釈を加えてその友達に報告するんだろう?」

「ちゃんと伝えておく。『面白かったが、もう少しがんばるところもある』と」

「かなりはしょったね」

「はしょったぶんだけお前と話ができるかと思ってね」

「・・・バカ」

「それ、ゾンビの女も言ってたな」

「そうだね、僕のは彼女みたいに虚しさや悲しみはないけどね」

「照れ、だけか」

「大バカ」

「バカっていうほうがバカなんだぞ?」

「・・・バカ」

「わかった、俺がバカでいい。悪かった」

まあいつもの喫茶店で、いつもどおりなわけだ。
そんな冬の午後、幸せでいっぱいだ。

「ああ、感想と言えば」

「ん?」

「もし、つまり"if"の話なんだけど」

「ほう」

「君ともし、一緒にこんなことになったら」

「それはまた恐ろしい想像だな」

「僕は、君を食べたりしたくはない。例え狂ったとしても」

「そいつは嬉しい回答だ」

「だから君も、僕に食べられようなんて思わないでね?」

「あー考えとく」

「いやそこは絶対の肯定でお願いしたい」

「さあ、そろそろテストだしな、かえるとするかー」

「ちょっと、君!」

変わらないところに"if"の話なんて似合わないさー。
というか、こんな事態にならないことを祈ろう。

今週の読書本
「ある日の風景」

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流ぬこ

Author:流ぬこ
自個偽無、候。
書いたり書いたりしている流ぬこです。
ピクシブなんかでも同じく流ぬこで書いています。
はじめの一歩を見るとオズマ戦でも小橋戦でもどの戦いでも泣けます。はい。

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