「さて、昨日のことを覚えているかな?」
「いやさっぱりだな」
「肯定するだけでいいんだ」
「そこまで必死になることでもないだろう」
「僕にとっては重要なの。さあ言いなさい」
「ワタシハタトエアナタガタイセツデモ、アナタニタベラレタリシマセン」
「心を込めて」
「俺はお前に食べられたりはしない、絶対に。愛ゆえに」
「えっ!?あっ、うう、ありがと」
ついでに食べたりもしない。
そしてこの可愛さですよ。お持ち帰りしたいですな。
「させないよ」
「尋常じゃなく自分を取り戻すのが早いな」
「褒めてもなにもでないよ?」
「そいつは残念だ」
ちなみにテスト期間中。それすらも重荷にならない俺たちクオリティ。
素敵過ぎる我が人生。ああっ、こんな娘がいたら僕はもう。
「いたら、どうするの?」
なんだその薄ら笑いは。言えないとわかって問いかけてきやがってるな。
「それはともかく、俺は今日のテスト中ずっと考えてた事があるわけだ」
「今考えていた事はスルーなんだね」
クスっと笑ってやがる。ちくしょう憎可愛い。
「言ってほしいなら言うが」
「ううん、遠慮しておくよ。それで?考えてた事って?」
「嘘について考えていた」
「またそれはなんで?」
「なんとなくだが」
「君らしいね」
「そうか?」
そうさ、と言わんばかりに微笑みかけられているわけだ。
なんだろうこれ。ギャルゲ?
いきなり主人公は刺激が強すぎるぜ。
「楽しんでるくせに」
「そうだけど。てか、俺の心理を読み取るってのはもうデフォなのな」
「君だから読めるんだし、読むんだけどね」
「そいつは光栄だ」
「話が進まないね」
「別にいいんじゃないか?」
「それもそうだね。どこか遊びにでもいってしまおうか?」
「テストでしたよね、二人とも」
「そうでしたね、なら勉強会とかはいかがですか?」
「あー、お前とならいいかもな」
「そいつは光栄です」
いつもの喫茶店。違うのはテーブルの上に教科書が二人分広がってるってことだけ。
あとは、あいつがいて、俺がいて、変わらない。
364日が祝い事ってのも、悪くないと思えるな。
「いやさっぱりだな」
「肯定するだけでいいんだ」
「そこまで必死になることでもないだろう」
「僕にとっては重要なの。さあ言いなさい」
「ワタシハタトエアナタガタイセツデモ、アナタニタベラレタリシマセン」
「心を込めて」
「俺はお前に食べられたりはしない、絶対に。愛ゆえに」
「えっ!?あっ、うう、ありがと」
ついでに食べたりもしない。
そしてこの可愛さですよ。お持ち帰りしたいですな。
「させないよ」
「尋常じゃなく自分を取り戻すのが早いな」
「褒めてもなにもでないよ?」
「そいつは残念だ」
ちなみにテスト期間中。それすらも重荷にならない俺たちクオリティ。
素敵過ぎる我が人生。ああっ、こんな娘がいたら僕はもう。
「いたら、どうするの?」
なんだその薄ら笑いは。言えないとわかって問いかけてきやがってるな。
「それはともかく、俺は今日のテスト中ずっと考えてた事があるわけだ」
「今考えていた事はスルーなんだね」
クスっと笑ってやがる。ちくしょう憎可愛い。
「言ってほしいなら言うが」
「ううん、遠慮しておくよ。それで?考えてた事って?」
「嘘について考えていた」
「またそれはなんで?」
「なんとなくだが」
「君らしいね」
「そうか?」
そうさ、と言わんばかりに微笑みかけられているわけだ。
なんだろうこれ。ギャルゲ?
いきなり主人公は刺激が強すぎるぜ。
「楽しんでるくせに」
「そうだけど。てか、俺の心理を読み取るってのはもうデフォなのな」
「君だから読めるんだし、読むんだけどね」
「そいつは光栄だ」
「話が進まないね」
「別にいいんじゃないか?」
「それもそうだね。どこか遊びにでもいってしまおうか?」
「テストでしたよね、二人とも」
「そうでしたね、なら勉強会とかはいかがですか?」
「あー、お前とならいいかもな」
「そいつは光栄です」
いつもの喫茶店。違うのはテーブルの上に教科書が二人分広がってるってことだけ。
あとは、あいつがいて、俺がいて、変わらない。
364日が祝い事ってのも、悪くないと思えるな。