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2008/12/10 (Wed) 未定、それが未定クオリティ。

「ふぅ、明日でテストも終わるな。長かった」

「たった五日じゃないか。それほど長い期間でもないだろうに」

「俺にとっちゃ永久と云っていいほど長いのだ。あの余った時間が」

「どうせ寝ているくせに」

「なぜそれが。さては貴様、我が大学に内通者を送り込んだな?」

「君、何年付き合ってると思ってるんだい?」

「いや、何年どころか数ヶ月だって」

「そっちじゃなくて」

さて、テストが終わりに近づいて気分的には明るくなるが最近はめっきり寒くなり温暖的にはふさぎ込みがちになる季節IN冬。
その冬の気候にも負けず、今日も今日とてテスト対策に勤しむ俺たちなのであった。

「それに別に付き合いたいというなら、それもいいと思うのだが」

「フリーダムだ、フリーダム」

「自由、というか例外的な存在だよね。君は」

ああ、よく友達にも云われる。
なんでお前ってそんなに自由なの?バカなの?っと俺より英語ができぬバカに云われた。
そりゃバカだけどね、それは俺が自由人ってのとはまったくもって関係ないわけであって・・・。

「でも確かにその友人の云うとおり、君の自由はバカという感覚に類似しているかもしれないね」

「さらっと失礼なことをいいますね将軍」

「なに、悪い意味で云ったのではないさ。あくまで良い意味で、ね」

はいはいそうですか、どうせ俺は夏の青空も更に真っ青になるバカですよ。
とりあえずアイス食べたい。あと雨にうたれたい。

「そんなことを考えるのは、この冬場に何人くらいいるのだろうね」

「さあな、割と多かったりするんじゃないか」

「アイスはあったとしても、雨はどうかな?女性だったら雨に濡れたいとは思わないだろうから」

「洋服が透けて下着が見えるのは困るもんな。女性は大変だな」

「君のその発言に今僕がどうフォローしようか困っているところさ」

「フォロー?」

「ここは喫茶店だよ?僕たち以外にも人はいるってことさ」

「ああそういうことか失礼致しました」

「・・・ふむ、わかった気がする」

「なにがだ?」

「君の自由さが、何故バカに類似するのか」

このままとりあえず俺は自由なバカってことで話を進めるらしい。
そんな称号はゴミ置き場に捨ててやる。自由はプラスチックに、バカは生ゴミに分別して。

「じゃ聞こうか、なぜ俺は自由なバカなのかを」

「バカ、というよりは無神経なのかもしれない。それでいて自然体だとしよう」

「自由は自然体、バカは無神経と」

「さっきの雨の話で気づいたんだ。君は女性の下着が見えると云った。それは限りなく無神経な発言だろう?下手をすれば、セクハラにだって捉えられる可能性だってなきにしもあらずだ。でも僕はそれにいやらしさやそれに近い感情は抱かなかった。むしろ、よくさらっとそんなことが云えるなとさえ思った。無神経だけど自然体だからこそ、ほどよい人柄に見えている要因になりえているんじゃ」

「あー真理を追究してるとこ悪いが一つだけ、いいか?」

「一つだけだよ。なに?」

「おまえもさらっと言ったな。下着がどうこう。周りをキョロキョロしてみろ」

そう云うと、最初はキョトンとしていたが、俺がなにを伝えたいかわかったようでそのまましずかーに椅子へと座り、顔を伏せ、そのまま沈没した。
さっきまでのあいつは、変哲もない喫茶店でおもむろに立ち始め、急にバカだ自由だ下着だいやらしいだ発言し周りが見えていない状態にあった。
そして今は恥ずかしいのだろう。沈没。浮かんでくる気配はいまのところない。

「・・・もっと早く云ってよ」

「なかなか気持ちよさそうに演説してたから、止めるに止められなかった、すまん」

「君についての、この議題は、また今度考える。まだ、他のお客さん、見てる・・・?」

「数人はちらちら見てきてるが気にするほどでもないかな。あくまで自由人の俺の感性での話だが」

「・・・その感性を信じるよ」

あいつはゆーっくりと顔を上げた。髪は少し乱れ、頬は朱色だ。暖房器具に見えるのは俺だけなんだろうな。
髪が、乱れている。つまりそれは髪を整えるってことにも発展するわけだ。
ならば云うことはただ一つのみ。

「ポニーテールとかどうですか?」

「ふえっ?」

すっとんきょな声が返ってきた。動揺しすぎだろう。

「ああ髪が乱れてるから、ポニーテールにしてまとめればってことかな?」

「あと純粋に俺がポニーテールが好きなんです」

「知ってるけどね」

朱色が朱色に上塗りされて、最早紅い、芸術だ。
並みの芸術家には表現できないこの淡さと、あどけなさと、可愛さ。
まさに今私は喜びを噛み締めているのだった!

「うるさい」

「喋ってないけど、すいません」

「髪、直してくる」

そういい残し化粧室へと入っていった。化粧室ってトイレなのになんで化粧室って云うんだろう。
あとであいつに聞いてみよう。
さて勉強でもしますかね。ご褒美もあるみたいですし。
勿論、俺にだけ有効かつ限定のプレゼントだけどな。

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流ぬこ

Author:流ぬこ
自個偽無、候。
書いたり書いたりしている流ぬこです。
ピクシブなんかでも同じく流ぬこで書いています。
はじめの一歩を見るとオズマ戦でも小橋戦でもどの戦いでも泣けます。はい。

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