上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- l スポンサー広告 l top ▲
「身体は剣で出来ている。らしい」

「さて、どんなゲームをやったのかな?」

あるえー?なんでゲームの台詞って教えてないのにわかるのだろう。
まさか深層心理まで読めるようになったのか。恐ろしい子。

「君が急に変なことを言うときは九分九厘ゲームや小説などから得たものだからね」

まるっきりお見通しなわけだ。どれだけ人間観察がうまいんだろうか。

「君限定能力だけどね、他の人には使えないし無論使いもしないよ」

嬉しい事言ってくれるじゃないか。ただ一つ注意しておこう。
俺はまだ一回しか喋っていないのに会話は成立している。わかるな?

「どういうことかな?」

「おめえーの席ねえーがら!ってことだ」

「それはドラマだね」

「らしいな。俺も元ネタを今日初めて知った」

くだらぬ話はナイル川よりも長く続いていく。もとよりこの身はただ一つの話し道具。
ならばくだらぬ話しだろうが重要な話しだろうがは関係ない。
ただ話すその一点のみに特化した話術回路…!

「さっきから奇怪な文章を使っているが、それは同一のゲームなのかい?」

「ご名答。そこまでわかるのは恐れ入った」

「お褒めに預かり至極光栄にございます」

「よしならば脱げ。話しはそれからだ」

「なっ!?…断る」

「ですよねー。まあ動揺はさせたから俺の勝ち」

「むむむ…」

今のところは年明けに負けてから勝っては負け勝っては負けの繰り返しだ。
勝率は五分。去年に比べれば遥かに落ちたものだ。
やっていることははたから見たらいちゃいちゃカップルなのだろうが。

「というか今の反則だと思わない?意義アリだよ。いきなり脱げなんて言われたら誰でも動揺すると思うんだけど」

「確かにな。俺だったらそれこそ即答で断ると申し出るんだが」

「鋼のタフネスだね」

「あっはっはっは、まあ次からは嫌がらせに近いことはやめよう。勝った気も薄いし」

「…別にここで、というわけで誰もいないところだったら私だって、その覚悟をきめ」

「ん?なにか言ったか?聞こえなかったから最初から言ってくれ」

「な、なんでも!なんでもない!なっすん」

「なっすんってまたずいぶん前に教えた単語を持ち出してきたな」

「えっ!?あ、あははははは!」

なんだこいつ。急に笑い出したぞ気味が悪い。
是非是非ばりばり問い詰めたいところだが俺の勘が言っている。
聞くな尋ねるな。小川の流れの如く流せ、と。

「まあいいか。さて学年末までまだ時間はあるし、放浪でもしてくるか」

「あはははは!そうだねー放浪でもって君」

「ちっ、正気に戻ったか」

「学年末試験までは確かに時間はあるけど、そう遊んでられもいないよ?」

「そりゃーお前の大学の話だろう?俺の大学はバカだからいいんだよ」

「例えバカでも大学を舐めちゃいけないよ?とんでもない落とし穴があるかも」

「落とし穴なら踏まなきゃいいだけの話だ。トラップ解除は得意だから安心しろ」

「トラップ解除って君ね、あっちょっとまって!」

「ただの散歩だ散歩。帰ってきたらほどほどに勉学にも励むよ」

「君一人じゃ信用できるわけないでしょー!」

信用度零の俺の後を追ってくる女子大生。これがまた美人で。
信用度九分九厘の彼女に追われてる男子大生。これがまた情けなくて。
果てしなく、宇宙の 法則が 乱れるほどアンバランスで。
それでいてそれとそれは二つで一つみたいなもので。
だからきっと美人女子大生はナンパされないのだろう。
だからきっと平凡男子大生は非難されないのだろう。
それが当たり前のことなら、それにいちゃもんをつけるのは欧米人にも
ましてや日本人の事ならなおことできないだろう。
なーんて、ゲーム影響で変な風に考えてみる、俺なのでしたー。
2009.02.04 Wed l 自作小説 l top ▲
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。