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2009/06/22 (Mon) 未定がタイトル

「久々にもかかわらず未だに未定か」

「そのようだね、そこまでいくと逆にさっぱりするけどね」

じめじめしてきて夏の到来をじわりと知らせるこの気候。
よくジューンブライドと言ったものだ。この季節に結婚なんてしたらダメになってしまいそうなのに。
これだから人間の考えることはよくわからんな。

「季節がどうこうではないからね」

「だが日本で六月に結婚式なんてやりたくないね、俺は」

女性はともかく男性の八割なら一緒に頷くはずだ。
感性よりも理性が先行する我らならそうであるはずだ。
雨が多発するこの月に結婚式を進んでしようと思う男性は、女性ホルモンが普通の男性より多くでているのだろう。

「それはそういった男性に失礼になるのではないかい?」

「そういないから大丈夫だろう。ちなみにお前はどうなんだ?」

「僕か。そうだね、どうだろう」

「なんだ、ジューンブライドとやらに興味はないのか?」

「はっきりいってしまえば、ないね。いつ結婚するなんてことよりも、誰と結婚するかのほうが重要だと思うから」

「そりゃそうだな」

「だから僕の場合、本当に好きな人と出会ってしまえば、いつどこで結婚式を挙げようと幸せ。むしろ結婚式を挙げないでも幸せ、かな」

「…意外と考えていたりするんだな」

「意外、は余計」

そう言ってささやかに笑う。
その笑顔は若干赤い。なぜだ。
この喫茶店はクーラーやらなんやらがついているから適温なはずなのだが。
結婚式の話は気恥ずかしかったのか?女性とはそんなものなのか?

「まあいいか」

「何がだい?」

「いや、こっちの話だ」

「そうかい」

依然、こいつの顔はほのかに赤い。
これからは話題にも少し気を使ったほうが、いいのだろうがやめておこう。
シンプルイズベスト、ナチュナルに行こうぜ。

「…好きな人なら、というか、もう、決まってる」

「ん?なにか言ったか」

「…ううん、何でもないよ」

「そうか」

「…何でもないよ」

「なぜ二回繰り返したし」

「大事なことだからさ」

今日一日雨だと天気予報では言っていたが、いつのまにか雨は止んでいて雲の切れ間から太陽の光がアスファルトに溜まった水溜りに反射していた。

自作小説 |


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流ぬこ

Author:流ぬこ
自個偽無、候。
書いたり書いたりしている流ぬこです。
ピクシブなんかでも同じく流ぬこで書いています。
はじめの一歩を見るとオズマ戦でも小橋戦でもどの戦いでも泣けます。はい。

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