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春香「暑いなあ、もうっ」

一人でぶんぶくれる春香。
仕事の休憩中はプロデューサーがいないと暇なのだ。

春香「そういえば、あの頃は…」

担当P「おーい、そろそろ再開するから準備しといてくれなー」

春香「あっ、はい、わかりました」

それだけ言って担当Pはまた現場に戻る。

春香「私のために、がんばってくれているのかな?それとも…」

この時期になるとどうしても、あの人が脳にちらつく。
いろいろあった。嬉しいことも、悲しいことも、悔しいことも。
でもそれら全部含めて、幸せな時間だった。
大好きな人と、いろんなもの、ことを共有できるだけでよかった。
だけどもう、その人は傍にいなくて、どうしようもなくて。
こうして思い出に浸るしかできないのが、嫌で嫌で仕方なかった。
それでも思い返してしまう、自分自身がなによりも嫌だった。

春香「…まだまだ、ですよ。まだ全然強くなんかないですよ」

担当P「春香ー、もういくぞ」

春香「ああっ!は、はい!」

担当P「そ、そんなに急に立つと!」

春香「うわぁぁぁっ!」

どんがらがっしゃーん

春香「ううっ…」

担当P「だ、大丈夫か!?」

春香「はい…怪我はしていないですから、だいじょぶです」

担当P「そ、そうか。よかった~」

春香「すいません…」

担当P「いや、春香が大丈夫ならいいんだけど」

春香「私って、どうしてこう、ダメなんだろう…」

担当P「春香…」

その後、春香は仕事に臨んだがいまいちのまま仕事は終わった。
こんな春香を彼は望んだのだろうか?
そして、春香の心に傷を残した彼しか、春香の心を癒せないのだろうか?
2009.07.10 Fri l 自作小説 l top ▲
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