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2009/07/12 (Sun) あらあら~いまから書くんですか~? そうなんです。

あずさ「あらあら~」

P「どうしたんですか?」

あずさ「今なにか動いた気がしましてー」

P「ああ、そういえばさっきゴキブリらしき黒い影を見かけましたね」

あずさ「そうなんですかー…」

P「ゴキブリくらいは放置しておいてm」

あずさ「ええ~!?ゴキブリなんですかー!?」

P「毎度のことながらワンテンポおそいっすね!」

あずさ「プロデューサーさん、なんとかしてくださいーこれじゃお仕事もあったもんじゃありませんっ」

P「はあ、まあいいですけど。どこらへんで見かけましたか?」

あずさ「えーっと確か…そっちのほうだと思いました」

P「ました、か。…細かいことはいいか」

Pはあずさが指差した方向を見た。
そこは、なんと、ななんと!

P「ああ、小鳥さんのデスクですね」

確かに小鳥さんのデスクの下のほうをよく見ると、触覚がしきりにうごく黒い物体がそこにいた。
誰もが嫌悪する生物、ゴキブリ様の降臨である。
対人類撃退生物兵器。これに対抗できる人間はおよそ三人に一人しかいないのだ。

あずさ「そうです、早く、ぱしんっとやっつけちゃってください…」

P「了解です。ですから手を離してください。動けません」

あずさ「ああっ、すいません」

P「離れたら離れたで寂しい。これが女性の力だと言うのか…」

あずさ「プロデューサーさん…」

P「はいいますぐ即座にマッハで退治させていただきます」

そう言いのけるP。
だがことはそう甘くはなかった。
ゴキブリがいて、それを退治できる人間がいる。
ここまで役者が揃っているなら、始まるのはごく単純なワンマンゲームだ。
だがしかし、ゴキブリはどこに逃げたのか?
台所でもなく、お風呂場でもなく、洗面器でもなく。
小鳥さんのデスクに逃げ込んだのだ。
これによってゴキブリは一縷の希望を掴んだ。いや掴み取ったのだ。
そしてここから奇跡が始まる。

P「さーてっと…覚悟しろよー」

ゴキブリに静かに近寄るP。
近寄る。近寄る。また、近寄っていく。
一歩。一歩。一歩。一歩。一歩。
Pは間合いを推し量るようににじり寄る。そして彼は見つけた。
これ以上は進んではいけない。そして尚且つ、最も高確率で仕留められる位置を。

P「これでお別れだ…お前はもう、死んでいる」

ゆっくりとPの右腕があがっていく。その手のひらにはスリッパ。
Pの腕が頂点まで達してしまったら、あとは重力を腕につけ、その腕を力いっぱい振り下ろす。
射出されたその力の矛先はかの黒い影。
勿論、黒い影にその力を跳ね返すことはできない。
もしそのままもろに喰らってしまえば、そのままこの世からいなくなる。
いままさにその悲劇が繰り返されようとしている。
Pの腕が頂点に達し、止まる。数秒のため。あずさがつばを飲む。
そして振り落とされようとするその刹那。

小鳥「さてっと、さっきのかたづけなきゃ…ってあわわわっ!ちょ、ちょっとプロデューサーさんっ!」

P「うわっと。なんですか、小鳥さん」

小鳥「何してるんですかー!人のデスクの前でっ!」

P「いやちょっと野暮用が」

小鳥「野暮用でもなんでも、レディーのデスクには守秘義務ってのがデフォであるんですっ!」

P「はあ…」

小鳥「で・す・か・ら!その右手のスリッパを下ろして、ただちにデスクから離れてくださいっ!」

P「いやでも」

小鳥「いやもへちまもありません!」

P「わかりました、ですからそんなに怒らないでくださいよ」

Pが一歩、また一歩後ろに下がる。
これがゴキブリの唯一掴んだ希望だったのだ。
小鳥という、もう一人の人間が止めるという奇跡が起きたのだ。
だが小鳥はゴキブリを守ったのではない。
彼女が守ったのは、己にとって大切なもの。
そして、他人に見られてはいけないもの。それを守ったのだ。
結果、ゴキブリは生き延びたのだ。

小鳥「もうっ、ちょっと目を離したらこれだわ…」

P「とりあえず、その小鳥さんのデスクの下にゴキブリがいるんですが…」

小鳥「ゴキブリくらい私がなんとかしますから、プロデューサーさんは仕事に戻ってください!」

あずさ「あの~でもぅ、やっぱり倒してばたんきゅーってなってるて証拠がないとわたし~…」

P「大丈夫ですよ、小鳥さんもああ言ってますし」

あずさ「本当ですか~?」

P「はい。小鳥さんはもうゴキとか怖くないとs…大人の女性ですから」

小鳥「はい!そうです!大人の香り漂う女です!」

P「あずささんも見習わなきゃだめですよ」

あずさ「うぅ、善処します~」

P「善処するというひとは大抵…」

そんなことを話しながら仕事に戻るPとあずさ。
それを確認してほっとする小鳥。

小鳥「ふうー危なかったわ。もしこれがみんなに見られてしまったら…」

そう言いながら数十枚の紙を手に取る。

小鳥「事務員として働けなくなっちゃうわ!主に羞恥的な意味で!」

ここで一つ、思い出して欲しいことがある。
彼女はこう言った。

~小鳥「ゴキブリくらい私がなんとかしますから、プロデューサーさんは仕事に戻ってください!」~

つまり彼女はゴキブリが倒せる前提でプロデューサー達は仕事に戻ったことになる。
このこと事態になんら問題はない。
問題なのは。

小鳥「そういえば、ゴキブリがどうとか言ってたわね。…ゴキブリ?」

カサカサッ

小鳥「ぴよっ!?」

カサカサカサッ

小鳥「えっちょ、ゴキブリ~!?だめ!無理!勘弁してええええ!」

当の本人はゴキブリがまったくもってだめなのである。
あまりにこの場から二人に離れてほしくて、つい口からぽんっとでてしまったのが真相。
とりあえず、八割がたハッピーエンド、ということでよしとしよう。

小鳥「だれかだずげでえええええっ!いやあああっ、とんでこないでっやあああああああああ…」


その頃二人はというと。

あずさ「プロデューサーさん、気持ちいいですか~?」

P「はひー昇天しそうなくらいきもちいいですー」

あずさ「私、マッサージは得意なんですよ~癒しちゃいますよー」

P「ああー極楽極楽」

あずさ「あらあら~うふふっ」

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流ぬこ

Author:流ぬこ
自個偽無、候。
書いたり書いたりしている流ぬこです。
ピクシブなんかでも同じく流ぬこで書いています。
はじめの一歩を見るとオズマ戦でも小橋戦でもどの戦いでも泣けます。はい。

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