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P「しんじゃえバインダ~バインダ~」

伊織「なに口ずさんでるのよ」

P「んー、とくに意味はないんだがなー」

伊織「そう」

学生達のため息が漏れ始める今日の日。
そのような日でも伊織とプロデューサーは一緒だった。勿論、仕事仲間として。

伊織「…そういえば、今日私達のカードが発売する予定なのよね?」

P「もう予定じゃなく発売してるけどな、ほれ」

プロデューサーは箱を見せてくる。
春香、伊織、千早など765プロのメンバーが描かれた箱。

伊織「箱じゃなくて、カードでしょ?」

P「この箱の中身が、じゃじゃーん」

ざっと20パックほど箱の中に入っている。
こちらのバックにも伊織たちが描かれていてとても綺麗に仕上がっている。

伊織「へえ、大したものね」

P「だな、おかげでパックも捨てられない」

伊織「…私のカードってあるかしら?」

P「ん、これ」

差し出されたカードを受け取る。そこには伊織がいた。
そのカードには伊織のサインが入っている。

伊織「サイン、こうやって使ったのね」

P「そうみたいだな」

伊織「他の、やよいとかのサイン入りカードはないの?」

P「この箱一つにつき、サイン入りカードは一枚しか入っていないよ」

伊織「ちょっとそれは少なすぎるんじゃないの?」

P「それを集めるのがファンってものさ」

伊織「…それはあんたみたいなコアなファンだけだと思うわ」

P「そうかもな」

そういいながら、バインダーにカードを入れるプロデューサー。
横からみえる笑顔は、まるで少年みたいに輝いていて。

伊織「…かっこいい」

P「かっこいい?」

伊織「えっ、…いやべつにっ!あんたがどうのってわけじゃ!」

P「いやいや、わかってるから。…さては」

伊織「な、なによ」

そっぽを向く伊織。
その伊織に対してプロデューサー。

P「このカードがかっこいいんだろーやらないぞー」

伊織「いらないわよ、そんなの」

P「あるぇー他にかっこいいものなんてないのに」

伊織「うっさい鈍感」

P「なんだか知りませんがよく言われます!」

伊織「もう、ほんっと鈍感」

P「そこまで言われるのも慣れてます」

笑いながら颯爽と伊織の毒を受け流す。出来る男の仕事。

伊織(いつか、絶対に、気づかせてやるわ)

メラメラと伊織の中で更に恋の炎は勢いを増した、ある日の風景でした。
2009.08.23 Sun l 自作小説 l top ▲
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