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誰もしゃべらない教室で、ずっと二人でしゃべっていた。
いつまでもいつまでもあきもせず、バカの一つ覚えのように。
いけないことだとわかってはいる、でも実は、本当はわかっていなかったのかもしれない。
それでもしゃべり続けていたのはお互いに気づいていたからかもわからない。
もう終わりだから。
もう最後だから。
もう、ないから。
二度とこの教室でしゃべることはなさそうだから。
だから、しゃべり続けた。
しばらくしゃべり続けていたら、次第に他の人もしゃべり出した。
私たちとと同じように。気づいたのかもしれない、もうくることのない瞬間を。
みんな気づいたのだろう、誰も彼も。
だから、先生も静かに穏やかな眼を私たちに向けているのだろう。
2010.01.13 Wed l 自作小説 l top ▲
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