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それからがひどかった。
最初の一線さえ越えなければ、あるいはまともを保てたかもしれない。
試しに彼女の首を絞めたのが間違いだった。
彼女は痙攣し始めてやがて廊下に倒れた。そう、死んだはず。殺したはず。
しかし彼女は立ち上がった。涙と唾液を垂れ流し、青ざめた表情。
そこで僕はこう考えた。
これはきっと死神や悪魔、僕のような人間とは違う生き物だと。
途端、人間は簡単に理性を崩壊させる。
一線を踏み越えられる。
そこからがひどかった。
手で首を絞めたのはだめだった、首吊りはどうだろうと試してみたが涙と唾液、失禁をするだけで殺せなかった。
手首を思い切り調理室にある包丁で切ってみたが血が泉のように吹き出ただけで殺せなかった。
ついでと思い心臓や頭も刺してみたが脳漿で包丁が汚れただけで殺せなかった。
数日後、もう少しと思いノコギリでばらばらにして捨ててみたが一日で元通りになって帰ってきて殺せなかった。
死ぬとわかっているのがだめなのかと思い、あらかじめ持っていた青酸カリを彼女のお茶に入れたが泡を吹くだけで殺せなかった。
前提に条件が必要かと思い、彼女を犯した後で灰皿で殴ったが彼女が赤と白に汚れただけで殺せなかった。
すべて学校でやったので、場所が悪いのかと思い移動しようとしたのだがそれはできないと彼女に言われて殺せなかった。
そしていつからか、僕の思考回路には今日はどう殺そうか?という考えが今日の晩御飯どうしようと同じ価値で存在するようになった。
2010.02.09 Tue l 自作小説 l COM(0) l top ▲

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