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2010/02/14 (Sun) PM18:11 某スタジオ

「それじゃ行ってきな」

「はいっ!がんばってきまーす!」

「おう」

両手を振り、さらには跳ねながらプロデューサーから離れるやよい。
そこへ。

「あら、プロデューサー殿ではないですか」

「その声は、我らがりっちゃんじゃないかっ!」

「なんです?それ」

「つまりリッチャンハカワイイデスヨってことです」

「わけわかんないんですけど」

「ですよね」

「あんまりわけわからないと私がプロデューサーになっちゃいますよ?」

「勘弁してください、自分の居場所がなくなるので何卒ご容赦を…」

「あはっ、よろしい」

「まあなりたいっていうなら別にいいけどな」

「いえいえ、アイドルとしてプロデューサーの手腕を見て盗んでおきます」

「誰の?」

「今目の前にいるプロデューサー殿ですけど」

「俺の?そんな大した手腕をもった覚えは…」

「ある、でしょう?」

「…ありましぇん、先に言われると言い辛いです」

「そんな苦い経験をしたプロデューサーに、はいこれ」

「まさか、チョコか!」

「ご名答です、今年はなによりですね」

「へっ?」

「なんでもないです。それじゃ私もこれからここで仕事ですから」

「おーやけに板チョコに近い…ってまんま板チョコだ!」

「一応手作りですから」

「じゃなんで板なの?」

「…なんとなくです。それじゃ私行きますから」

「了解、これは美味しくいただくからな!がんばってるとは思うが、がんばってくれ!」

「はいはい」

そそくさとその場を後にする律子。
彼女が思うこと。それは。

「どんな形もそれっぽく受け取られるかと思って、板チョコにいきついた、なんて言えないじゃない…」

事務員さんはなかなか難儀しているようです。

自作小説 | comment(0) |


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流ぬこ

Author:流ぬこ
自個偽無、候。
書いたり書いたりしている流ぬこです。
ピクシブなんかでも同じく流ぬこで書いています。
はじめの一歩を見るとオズマ戦でも小橋戦でもどの戦いでも泣けます。はい。

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