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2010/03/14 (Sun) なんてこったー!

「お返し用意するの忘れてたー!やべええええ!」

「だーれもあんたからお返しがくるなんて期待してないわよ」

「うえーいなんていう信用、ごめんなさいとしか言いようが無い」

「いいんです、それも覚悟の上ですから」

「それでなんで千早と伊織は事務所にいるんだ?」

「なによ、仕事がなきゃいちゃいけないわけ?」

「私は…ちょっと寄ってみたんです」

「いや、いいんだけどさ。今日はいろいろ仕事があって大変だったろう?ホワイトデーだし」

「それなりにね。でも慣れっこだもの、どうってことないわ」

「私達よりはやはり真のほうが…」

「言うな、南無」

その頃。

「ハックション!うー、誰か噂してるのかな…」

戻って事務所。

「しかしついでとはいえせっかく会えたのにお返しが無いってのはな」

「私達はお返しが欲しくてあげたわけではないですよ?」

「そうだとは思うけど俺の立場がね」

「それほどの立場もないんだから、気にしたら負けよ」

「千早さんと違って言葉に棘がありますね伊織さん」

「素よ」

「素直になれないだけですよ、伊織は」

「そうだな、なんならこの俺が組み立て・塗装までに一ヶ月を費やした旧ザク72分の1スケールのガンプラを…」

「遠慮しておくわ」「遠慮しておきます」

「…俺の一ヶ月が一瞬で否定された気分だよ」

「そこまでお返しにこだわるなら一つだけ報いる方法があるけど、ねえ千早」

「そうね」

「なんだ~?全裸で裸踊りか?」

「…引っこ抜くわよ?」

「すいません!」

「その…お返しは物だけではないということです」

「やっぱり全裸踊り…」

「…」

伊織が手のひらをグーパーグーパーしている。
それはまるでなにかを掴もうとしている。
その上ですごい勢いで腕を引いている。
それはまるでなにかを引き抜こうとしている。

「まじですいませんでした」

「要はですね、少しの間だけでも、その、そっそそ、傍にっ」

「蕎麦煮?」

「…私達と話してくれればいいのよ。今のこの瞬間がある意味お返しなの」

「そ、そうです!伊織の言うとおりにございますです!」

「口調がおかしいが、そんなことでいいのか?」

「私や千早だって暇じゃない、ましてやあんたはいろんなアイドルを掛け持ちしてプロデュースしている。そんな私達が一堂に会して話しているなんてこと、そうそうない。だから十分お返しに相応しい」

「なんだか伊織さんの喋り方が俺よりも大人っぽい、いやいつものことか」

「えっと、だから私達と話していてくれるだけでそれだけでいいんです」

「千早と伊織がそうしたいって言うなら、全力でお話モードだぜ!ネコミミモード!間違えた!」

「「ふふっ」」

二人同時にそう笑い、それがまたおかしかったのか千早と伊織はお互いを見ながら笑った。
千早は伊織と、伊織は千早と。いよいよ同じ土俵に立った。

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Author:流ぬこ
自個偽無、候。
書いたり書いたりしている流ぬこです。
ピクシブなんかでも同じく流ぬこで書いています。
はじめの一歩を見るとオズマ戦でも小橋戦でもどの戦いでも泣けます。はい。

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