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2010/09/29 (Wed) 竜宮小町の件で

もしかしたらこんな経緯があるのかもしれないと妄想がランデブー。

竜宮小町に入らない?
そう言われてからはや二日。
メンバーは双海亜美、三浦あずさ、そして私。
水瀬伊織。
プロデューサーはもちろんあいつ、ではなかった。
秋月律子、それまでは切磋琢磨しあった良き友であり良きライバルがプロデューサーらしい。
私はその話を聞いて最初は遠慮すると言ったけれどこれにはどうやら経済的なものも関わっているらしい。
そう、765プロもお遊びでやっているわけではないのだ。
アイドルという仕事をこなし、お金をもらいその後も活動を続けさせる。
これはアイドルもプロデューサーも事務員も社長も、その会社に就いている全ての人の仕事だ。
そしてこの申し出はトップとも言える社長からの願いでもあるそうだ。
私はすぐに社長と話してどうにか私以外ではだめなのかと、例えば響きや貴音という765プロとしては新しい二人はどうかと。結局こじつけに過ぎないのだが私にも思うところはある。
だが社長も会社をやっていくために素直にはいそうだねと言うわけではなく、やはり私にやってくれないかというスタンスを崩さない。
理由は人気にあった。
響や貴音は961プロから入ったばかりでごたごたしている。人気もそれで下火である。
他にも春香や雪歩、真にやよいといった私と同じくしてのアイドル達では若干知名度が足りない。
人気のある千早は最早歌姫として認知され始めているのでユニットを組むこと自体がプラスにならない。
同じような理由で今後爆発的に人気が出るであろう美希もソロでいかせたい。
双子同士を一緒ではなく別れさせたのには二人が二人を意識しあいそれこそ私達にあったような切磋琢磨を望んでいる。
律子に関してはさすがにアイドル兼プロデューサーの両立は許可できず、本人もプロデューサー一本でと申し出たらしい。
そこで私、水瀬伊織だそうだ。
千早とほぼ同じ知名度であり、千早よりも気が利きこの二人を十分に引っ張っていけてかつプロデューサーの律子とも話し合いながらやっていけるだろうという判断の元にそうした、と社長の口から言われた。
社長の目のクマを見る限り相当悩んだに違いない。普段社長はどんなに忙しくても目にクマなんて溜めない。
このユニットをどうするか、そして私のことも相当考えてくれたのだろう。
そんな相手に追い討ちをかけるように、でも縋るようにこう返す。

今は下火だろうがあの二人ならあっという間に元の人気を取り戻す。
いまでこそくすぶっているあの4人だってきっかけさえあればすぐにでも私くらいの知名度になる。
千早だって成長していて他人に気を使うこともできる。決してソロしかできないわけじゃない。
美希はいろいろと不安なところがあるけれど律子がプロデューサーなら十二分にフォローできて真っ直ぐに成長できるはず。
切磋琢磨なら同じユニット内でもできないわけじゃない。
どうにか律子にアイドルとして、というのはできないのか。
私にだってやりたいことがある。

最後のほうは懇願と我侭だ。
もちろん嘘でこんなことを言っているのではない。
しかし本当のところ自分がやりたくないからなんとか他の人に、というところが一番だった。
そんな自分が嫌になるけれど、それ以上にあいつと離れるのは嫌だったから必死だった。
社長も唸ることしかできない、でも私も引けない。
話はずっと平行のままで進んでいきやがて沈黙だけの時間が増えていった。
このままでは埒が明かないと判断した社長は一週間だけ考えて欲しい、と私に言った。
一週間後にまた話を聞いてダメならこちらも別の方法を考える。
だがこれだけは覚えておいて欲しい。
私は成長した水瀬伊織だからこそこの件を頼んでいるんだ、と。

昔の私ならその場でひたすらにごねて挙句の果てには親の権力(ちから)でも使っていたかもしれない。
それをしないのは社長が言う成長なのだろうか。
一週間後、あと五日後には答えを出さなくてはならない。
心の中では答えなどとうに決まっている。それこそ昔の私ならば躊躇なくそれに従っていた。
でも今の私は、自分の心にもやをかけようとしている。
そうであることを薄く薄くして社長の申し出を受け入れようとしている。
私だって765プロには感謝している。それには応えたい。
でも、よし受け入れようと踏ん切りをつけようとするとまた本心があらわになる。
さっきからその繰り返しでもうにっちもさっちもいかない状態だ。
765プロに入った理由は親を見返したいから。
具体的には水瀬家の子供だからすごいと言われるのが嫌だった、だからアイドルになってそのトップを掻っ攫って水瀬伊織だからすごいんだと思わせたかった。
当初のこの理由ならこの話を断る理由も無い。
秋月律子はすごい。
プロデューサー志望で765プロに来たが余裕がないため事務員として入社、さらには事務員ではもったいないほどのルックスとあまりある知能でアイドルとして活動、顔だって悪いわけもなく。
そしてまだまだ人気が上がると言うことを自分でもわかっていながら今回プロデューサーに転職。
アイドルとしての生の経験、事務員としての経験、その二つの武器を存分に使いながらのプロデュースとなるだろう。才能と経験、この二つがある彼女がどうして失敗などするだろうか、するはずがない。
三浦あずさだってそうだ。
765プロで唯一私達がもっていない大人の雰囲気を持っていて、ギャップとしておっとりとした喋り方を持っている。そしてそのスタイルも765プロでは一、二を争うものだ。
そんな強みを二つも持っている。
双海亜美もその天真爛漫、時に破天荒ともとれる行動。そしてこの半年における体の成長、更には独特な歌い方というクセが強くもあるけれど自分の武器を数多く持つアイドルだ。
この三人に私が加われば私のもつ暫定的な高い知名度と共に更に上へいけることだろう。
トップも夢じゃない。水瀬の家なんて関係なく私がすごいんだと言える。
それはソロだろうがトリオだろうがは関係ない。トリオなら三人で一人なのだから。
迷うことなんてあるはずもない、のだけれど。
いつからかわからないけれど水瀬伊織の目標には加筆されてる部分がある。
見返したいとは今でも思っている。だから加筆されている部分とは。
あいつと一緒に、水瀬伊織だと胸を張りたい。
これだ。
あいつと一緒に、トップになりたい。
これなんだ。
あいつは一番初めに私を私として見てくれて、認めてくれた。
そんなあいつと一緒にアイドルの頂点に、いつしか私はそう思っていたのだろう。
一番最初に認めてくれたあいつと一緒に一番上に言って、そこで伝えたい。
あなたがいなかったら私はそのままくすぶったままだったこもしれない。
自分で自分を知らないうちに殺し続けていたかもしれない。
そんな私を見てくれてありがとう。
認めてくれてありがとう。
見守ってくれてありがとう。
見続けてくれたありがとう。
そんな夢をいつからか実現できるといいと思っていた。
目標は夢に。
でもこの件を受けてしまえばその夢は叶うことがなくなってしまう。
それはどうしても嫌だった。
社長及び会社のためにか、私自身のためにか。
あと五日。

ねぇ、私はどうすればいいのかな?プロデューサー…

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