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2010/10/19 (Tue) 僕の休日

僕の平日はバイトやバイトでいっぱいいっぱいで、だから休日はゆっくり休む。
まず極力外には出ない。用事があるならその前の日に終わらせておくか、やむを得ない場合はすぐに家に帰る。
家に帰ってきたら事前に買ってある1リットルのミルクコーヒーを開封して、一口。
それは人工的な甘みで高級な、それこそ喫茶店で出されるようなお高いコーヒーじゃなくて安っぽい大量生産の甘ったるい味。
でもそれを飲むと休日だった安心して実感もする。安っぽい舌には市販のミルクコーヒーがごちそうになる。
それを飲みながらパソコンをやるんだ。休日はパソコンが消えてることなんてまずない。
逆を返せばパソコン以外は何もいじらない。ストイックなまでにパソコンの前に居座るが休日のスタンス。
朝起きて寝癖はそのままで顔を洗って歯磨きをする。これだけでもうご機嫌な非日常に思えてくる。
その後でのミルクコーヒーは口の中で混ざり合い何ともいえない味で僕の顔を歪ませる。
だけど喉がからからに渇いてるからお構いなしに喉へと流し込む。
そんな行動でさえもが僕の休日の一端を担っている。奇妙なものだ。
自分の部屋に帰って、机に愛飲の友達を置いたらもうほとんど動かない。
まるでそこに何か未練があるかのように、断固としてそこを離れない。
もしかしたらパソコンと僕との間にはS極とN極で発生している磁力が展開されているのかもしれない。
そこからはずっとネットという広大な海の中で自分なりのサマーバケーションをするんだ。
お気に入りの動画を見たり、綺麗な画像を見ておおーなんて声を漏らすもいい。
そこらへんから落としてきたパソコンのフリゲーをちまちまやって、疲れたらねっころがってその辺にある漫画を一冊手繰り寄せて休憩。
眠くなってきたらその日の気分で寝るもいいし、がんばって睡魔と闘ってみることもする。大抵負けて寝てしまうから勝率は悲惨なものだ。
起きたらまたパソコンをいじりだす。キーボードの定位置にいつも通り指を添えてそれまでやってきたことの指捌きをひたすらに披露する。
そんな楽しい怠惰な時間の中でふと思い出す明日の憂鬱。明日からは休日じゃないからどうしてもその次の日を連想して気分がそれまでよりも滅入る。
そんな時何事もなかったかのように休日に戻れたら良いけれど、どこか頭の片隅でそれは反復して増殖して消えることはない。これぱっかりは人間の思考回路が憎いものだ。
だから休日を挽回しようとやたらめったらパソコンをいじりだすんだ。見るでもないブログやサイト、動画を無理に探してみたり独り言を交えながら只管に。
時計が老け込んでいくと共にまるで僕自身も老けてしまう錯覚を覚え、やがて観念するんだ。
明日も早いからもう寝るか、と。本心は違う、自分がやろうとしていることはそうじゃない。でもそれら全部丸め込んで寝ようとする。あとは簡単。
夕飯を食べて、お風呂に入って、歯を磨いて、布団を敷いて、ストレッチをして、おやすみなさい。
僕の休日。
代わり映えしないどこにでもあるような休日。
始まりは楽しく、終わりは虚しく。盛者必衰な休日。
きっと何万人と同じような休日を楽しんでる人はいるだろう。
でも全部が全部同じじゃない。
ごきげんになれる愛飲も見ていた動画も、憂鬱になるタイミングも何もかも全然一切違う。
そう、これは僕だけの休日。
誰のものでもない僕だけの休日。
そう思うとなんだかこの休日が誇らしく思えて、明日も頑張ろうって思える。
だからきっと僕だけの休日は、世界で一番質素でささやかな幸せなんだ。

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Author:流ぬこ
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書いたり書いたりしている流ぬこです。
ピクシブなんかでも同じく流ぬこで書いています。
はじめの一歩を見るとオズマ戦でも小橋戦でもどの戦いでも泣けます。はい。

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