--/--/-- (--) スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |


2010/11/25 (Thu) ココ シ ク ロ

またもやピクシブからいきなり突撃ss製作。
今回の絵はこちら。
冬は色が少ないから好き 作者:ひとつ

タイトル「冬は色が少ないから好き」、作者はひとつさんです。
白と黒のシンプルな絵に心引かれて書きました。

「どうも白黒の雪だるまさん」

「こんにちは白黒の君」

冬は色が少ないから好き 作者:ひとつ


「冬の景色がよりいっそう気温を低くしているように感じます」

「ごめんなさい、ボクには暖かさというものがわからないんです」

「そんなに間の抜けた暖かい笑顔なのにですか?」

「ええ、雪だるまは大抵笑っているものです」

「僕は最近笑っていませんからそれよりいいじゃないですか」

「ボクの場合はずっとこの顔しかできないんですよ」

「それでも笑顔じゃないですか」

「楽しいと感じることなく無表情の君のほうがよっぽど笑顔に近いですよ」

「無表情と笑顔は大分違いますよ」

「それでも君は心を持っている、それが君を笑顔にさせまた無表情にもさせます」

「僕の心はないに等しい、凍り付いてしまったんですよ」

「等しいだけでそこにある、凍っているのなら溶かせばいいんですよ」

「溶かし方がわかりません」

「そうですか、でも大丈夫です」

「どうしてですか?」

「この白黒の世界はやがて色づくように、君の心もそうなるはずですから」

「綺麗事、慰めですか」

「慰めと感じている君の心はよっぽど素直じゃないですか」

「ちょっとイラっとしました」

「それはよかったです」

「なにがいいのです?」

「そのイラっとした感情が少しで凍ってしまった心を溶かしてくれたらと思いまして」

「確かにちょっとだけ、ほんのちょっとだけ溶けたかもわかりません」

「その調子です」

「ありがとうございます、雪だるまさんと話せてよかった」

「ボクも楽しかったですよ」

「また逢えますか?」

「ええ、モノクロのこの世界でまたお待ちしておりますよ」

「その時雪だるまさんは雪だるまさんですか?」

「ええもちろん、雪だるまは雪だるまですよ」

「胴体が三つの雪だるまさんですか?」

「そうかもしれませんし、二つかもしれません」

「それじゃ雪だるまさんは雪だるまさんではないじゃないですか」

「雪だるまは雪だるまですよ」

「そんな、僕は悲しいです」

「その悲しみもまた君の心を溶かしてくれるはずですよ」

「ですが僕の心が溶けたとき雪だるまさんも融けてしまう」

「雪だるまとはそういうものですよ」

「どうしてそれなのに雪だるまさんは」

「たまには自分だけでなく他のものも溶けさせてみたくなっただけですよ」

「雪だるまさん、僕になにか出来ることはありますか?」

「はい」

「教えてください、僕は最後に雪だるまさんの役に立ちたい」

「もう二度と君のこの心の世界をモノクロにしないでください」

「ああそんな、そしたら僕はもう」

「もう一度言います、モノクロのこの世界でまたお待ちしておりますよ」

「はい、はい」

「それじゃ色づく世界にボクは消えます、さようなら」

「さようなら、そしてありがとう」

自作小説 | comment(1) |


<<結局タイトル未定はいつまでも、というより「未定」がタイトルですかね | TOP | ボクトニンゲン>>

comment











管理人のみ閲覧OK


No Title 

SS描いていただいてありがとうございます
こうやっていろんな人と繋がれるっていいですね

2010/11/25 01:24 | ひとつ [ 編集 ]


| TOP |

プロフィール

流ぬこ

Author:流ぬこ
自個偽無、候。
書いたり書いたりしている流ぬこです。
ピクシブなんかでも同じく流ぬこで書いています。
はじめの一歩を見るとオズマ戦でも小橋戦でもどの戦いでも泣けます。はい。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。