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2011/02/14 (Mon) 現実をファンタジーブート

今日は朝から雪が降っていた。小さなものから大きな結晶までてんやわんやでお祭り騒ぎ。
そんなことだからバイトだって言うのに傘も差さずに40分も歩いて最寄の駅まで歩いて行った。
駅について頭を触ってみるとぐっしょぐしょになっていてとてもバカらしくて、楽しかった。
でも後は普通に雪が降っていてもバイトだから何も楽しいことは特にない。お客さんを接客しながら雪を見るくらい。
その日はバイトでいろいろなことがあって、結局雪を十分に楽しむことは夜まで出来なかった。バイトが終わったのが9時で疲れていて、とてもじゃないけど朝のような心境ではなかった。
珍しいことが目の前で起きていても慣れてしまえばどうということはなく、僕は普通にそのままバスに乗って、そのバスの中でも雪を見ることもなく眠りに着いた。
40分後、バスの乗務員さんにキレぎみで起こされて何もそんなにすごい剣幕で興さなくてもいいじゃないかと心の中で思いながら起こしてくれた感謝の礼を述べて立ち去った。
以前雪は降っていた。夜の雪景色と言うのは朝とはまったく違う。淡色の背景に真っ白な雪、これが朝。
冷気漂う黒に純白の雪のコントラストが美しいこれは夜。雪は本当に僕の心を楽しませてくれる。
でも朝と違ってはしゃごうとは思わなかった。夜は、上を見上げゆっくり歩きながら家に着くのがいいと感じた。
普段は10分程度で上りきる坂を30分かけてゆっくりゆっくり上った。その帰り道に点々とある電灯の光が闇夜に流れる雪を照らす、何とも表現しがたい、ただ美しく面白いと平凡な言葉しか出てこないほどだった。
雪と相対するように顔を向けるとまた素晴らしい。無数の雪たちが僕の横をすり抜ける、上を通り抜ける、中には肌を濡らす。僕はそれがどうも、嫌いになれずむしろ手を伸ばしたくなるくらいに好きだった。
でも一番良かったのは、坂を上りきった上にある電灯に照らされながら右から吹く風と共にすごい勢いで左を吹雪く雪の様だ。この光景が今日しか見れないと思うと残念だった、でもよくよく考えれば毎日見ていれば前述どおり慣れてしまって面白くない。だからこそ一日見れたのが良かったんだ。
無数に振る雪たちを見ながら誰か好きな人でも出来たらいいな、そう考えながら僕は家に着いた。
僕がどんなに雪を好きでも抱きしめたら彼女達は溶けてしまう。だから溶けてしまわない、そんな恋が、一生体験できないような恋がしたいな、とか詩的に思いながら、僕はその一日を幸せに過ごせた。
雪が降るだけ幸せな僕、頭の中がハッピーなだけかも知れないけどそれくらいで丁度いいと思う。
僕はそんな自分が大好きで、そうさせてくれた雪も大好きだから。それじゃ明日も頑張ろう、おやすみなさい。

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自個偽無、候。
書いたり書いたりしている流ぬこです。
ピクシブなんかでも同じく流ぬこで書いています。
はじめの一歩を見るとオズマ戦でも小橋戦でもどの戦いでも泣けます。はい。

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