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血生臭さと重厚な硝煙の臭い、何層も重なりあってまるでオーケストラ。吐き気がするほどに目まぐるしいほどに、呆れるほどに。世界は既にもぬけの殻で、死んでいた。続く荒れ地、消えない悲鳴残響。薄れすらしない傷痕模様。そうやって世界は殺された。醜い人間に、尖兵のネクストに。彼らは世界が死んでいることなど気にも止めず争う。自分よりも下等な者を蔑むために、罵倒するために。それが自己を守るための手段。守るために傷付ける矛盾。誰もがそれに疑問を抱かない。抱いてはいけない暗黙の了解。それを覆そうと言うのなら

「だっておかしいだろ!何かの犠牲の上で自分達だけが幸せなんて、そんなのは本物の幸せじゃ―」

パーン

銃声の残響と

「罷り通るんだよ、この正義者気取りの異端者が、てめーの物差しだけじゃ何を計るにも足りないんだよ、金も、心も」

この世の正当性を吐き散らした乾いた声。そうして死に死が重なりあってまた奏でられる。そう。
吐き気がするオーケストラが。
2011.07.18 Mon l 自作小説 l COM(0) l top ▲

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