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例えばの話でよく出てくる「カフェオレ」

珈琲と牛乳を混ぜてできるあまいあまい飲み物。それはしばしば恋する乙女達の間での比喩になる。

オシャレな比喩なのか、使い古された比喩なのかは人によって違うけれども。うん、なんだかとってもあまいのだ。

でも私の恋は少しだけ、大分かな? あまくないのだ。にがくもないけど、にがいのかもしれない。

恋することは悪いことじゃないって言うけど本当にそうかな? だってこんなにも胸が痛くなってすごく、ドキドキする。

心臓が張り裂けそうだってくらいに破れちゃいそうなのが体に悪くないのかな?

それに私の恋はちょっとだけ変わってるから、だからあまくない。普通なら決して、決して交わらない珈琲と牛乳だから。

でもね、それだから普通の恋よりもドキドキするのかもしれないね。とってもそれはいいことに思える。

だけど私はそれを口にしない。告白なんてしない。だってきっと困ってしまうから。顔をかしげて泣きそうになるのなんて見たら、くるしくなると思う。

それにきっと止められない。この思いを。きっと濁流のごとくその人に流してしまう。そんな危うい恋だから。

愛なんかじゃない。甘美で官能的で、危険な恋なんだ。アガベーじゃなくてエロスだから。

だから私はあの人の前じゃ私服を着ない。私を主張しない。主張するのはワタシ。

今日も私は、ワタシになりきる。ゴスロリ服をまとわせて、地毛の金髪の両側を縛ってツインテール。可愛いって言ってくれたからずっとずっとそう。

あの人はワタシが実はハーフなことも、結構なお金持ちなこともしらない。お嬢様ってわけでもないけど、執事はいるかな。

そんなワタシの実らない恋。実らせてはいけない恋。でもいつまでも我慢しきれるかわからない。カフェオレになりたいと思う気持ちはあるから。

そんなギリギリな恋をしているワタシのことは露知らずのんきに今日も連絡をくれるあの人。

ほらまただ、チャットお呼び出し。実はワタシのことを好きなのかな? カフェオレ同士になりたいのかな?

ううん、たぶんそれはない。これは漫画でもゲームでもない現実のお話。現実でのお話だから、そうそうはありえないこと。

だけどワタシはそれを夢見る、いつかワタシと私とあの人が繋がれるような。いろんな意味でを夢を見る。

うん、今日の気分はミルクたっぷりのカフェオレがいいな。ああ、返事しないと寂しがるかな? 返事しないとね。

そうして私はワタシになってあの人に返事をする。この気持ちがばれないように、でもいつか曝け出してしまえたらいいと思いながら。受け入れて欲しいと思いながら。

「どうもセンパイ! サイネリアは今日も元気デスよ!」

そんな今日のワタシはカフェネリア。
2011.11.16 Wed l 自作小説 l COM(0) l top ▲

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